2018年6月22日金曜日

クリスティーナ・ロドリゲスさん特別講義&ワークショップ


6月13日(水)に芸術文化専攻ではクリスティーナ・ロドリゲスさんをお招きし、特別講義とワークショップを開催しました。
当日の様子をご報告します。


3限は、毎回さまざまなゲストを招いて話をお聞きする授業「アート・アクティヴィティA」第8回目のゲストとして「It All Starts With Drawing(ドローイングから全てが始まる)」というテーマでワークショップを開催しました。

教会の大聖堂や貴族の邸宅に作品を展示するというご自身の活動から、「普段展示をしないような場所に展示をする」というコンセプトで、学生にもアイデアを話し合ってドローイングしてもらい、グループごとに発表を行いました。
屋内プールや神社、歴史的建造物など、思い思いの場所を選んで企画が行われ、「どうやったらアイデアを実行に移せるのか」といった学生からの質問も挙がるなど、活発なワークショップとなりました。

▲グループに分かれてアイデアを出し合いました

▲学生によるプレゼンテーション



また5限には、「現代社会における芸術家の役割」というテーマで特別講義を開催しました。
講義では、ポルトガルに生まれ、移民としてイギリスに渡った経験や、女性であるということ、パリで遭遇したテロ事件など、ご自身の人生の歩みに深く関わるテーマを、ポルトガルの手工芸の技法を用いて表現し、そのプロセスで社会と対話しつながる試みるこれまでの作品をご紹介いただきました。
講義後の質疑応答では、「移民であること」「女性であること」といった、作品のテーマに興味を持った学生から次々と質問が挙がり、充実した90分となりました。


▲講義には工芸専攻をはじめ様々な専攻の学生が集まり、
熱心に話に聞き入りました

▲特別講義後の懇親会の様子



■クリスティーナ・ロドリゲスWebサイト(英語)


■ワークショップ・講義内で紹介された動画


■来日中に開催した展覧会について